hanihostamp penguinblog

のほほん、ペンギンライフ。

融通の利く心。

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以前引っ越して来て間もない頃、近所のレストランでハンバーグを食べた話を書きました。

こちらです。

そこで書いたのは、そのお店のポテトサラダが、メニュー写真に比べて実物はとても少ない量だったことに驚いた、という話でした。

その時添付した絵がこちら。

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ただ、その後何度か検証のため、というより実際にはハンバーグがおいしかったので食べに行って、その都度ポテトサラダがどんな量で出て来るか確認して、最初の印象でのメニュー写真のイメージを訂正します。

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間違い探しの絵みたいになりましたが…メニュー写真のポテトサラダは、別にボリュームたっぷりに見えるわけではなかった、という訂正です。

ただし、2度目以降何度食べに行っても、ポテトサラダはびっくりする程の少なさでした。

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どれだけ食べに行っているんだ…と呆れられるかもしれませんが、ソースや調理法のバリエーションが多くて、「今度はアレに挑戦してみよう…」という好奇心をかき立てられるというか。

デミグラスソース、トマトソース、和風、カレーソースや定番チーズ、グラタン風など色々ありすぎて…。全種類攻略したいと思う一方で、一度気に入ると同じものを一定期間延々リピートする(仕事で使うペンも鉛筆も、CDでもお菓子でも、寝る前に読む漫画でも納豆の銘柄でも)性分のため、2種類目のトマトソースにはまって足踏みしたまま先へ進めなかったわたし。

そこで、連休中に身内を誘って出かけて、自分ひとりでは頼めないメニューに挑戦してきました。その成果が上の絵です(ちなみに右上のピンクのソースは、自分では絶対頼まないであろう明太クリーム)。

分かったのは、その店は、誰が食べても、何を食べても、かなりおいしいということ。

そして、ポテトサラダは一貫して、極端に少ない量であるということ。

同行の姉はメニューと見比べて目を丸くした後、笑いをこらえていました。

内心ガッツポーズのわたし。

が、共感してもらえた嬉しさよりも…なんか、じわじわと感動がわき起こって来たのです。

シェフは、ハンバーグに添えるポテトサラダはこの量がベストだ!という信念で皿に載せておられるに違いない、と。

むしろメニュー写真は、ハンバーグのおいしさを伝えようと魚眼レンズで撮影したために、はからずもポテトまで大きく写ってしまっただけなのだと。

ポテサラだと思うから量に不満が出てしまうだけで、実はカレーでいう福神漬け、おでんでいうカラシみたいな位置づけだったに違いない…と。

(ちなみに、夜のメニューでは、自家製のポテトサラダが単品で注文できるので、ランチで「もっと食べたい」と思ったひとは、夜に頼めば思う存分食べられるのです)

 

実は、ここまでそのお店に通うのは、あくまで自分のフィーリングによる判断だと言いたいのですが、グルメ情報に詳しい友人から偶然、「ああ、その店知ってる。おいしいって有名」と聞いたことと、食べログで調べて(ポテトサラダの少なさに言及しているコメントを探すのもひそかな目的でしたが)、評判がよかったことも、わたしの背中を押したのは事実です。

だから、世間の評判を知らなければ、もしかしたら二度と行かなかったかもしれないし、どっちに転ぶか分からなかったものの、でも最初に店に行ったときの小さな落胆(たった一点とはいえ、ポテトの量に関する違和感)だけでお店そのものを判断しなくてよかった…

いつか、機会があったら思い切ってシェフにポテトサラダの分量の謎について質問をしてみよう。それをある種の目標、楽しみにしつつ、しばらくは「福神漬け、カラシ的ワンポイント説」を採用することにします。

 

さて。わたしが時おり行く食事処は、近所にもう一軒ありまして。

人を誘ったり、持ち帰りで夜に何度か利用して気に入っている中華料理店。先日はじめてランチを食べに行ったところ、どうも自分の思い描いた「ランチメニュー」と微妙に違う。夜に行っているので味はおいしいと分かっているのですが、組み合わせの問題というか。

わたしは、麺類と餃子、杏仁豆腐、的なランチセットを期待していたのですが…

そこにはA.麺類+ミニチャーハンのセット。(追加100円で単品からあげを頼める)

あるいは、B.丼+からあげ+スープのセット。

もしくは、ご飯と日替わりおかず+餃子のセット。

なぜなんだろう、丼にはからあげがついたセットなのに、麺にはチャーハンがついてきてしまうなんて。

わたしの希望は、麺類に餃子か、それが無理なら唐揚げつきのセットなのです。杏仁豆腐は諦めたとしても。

麺にチャーハンという炭水化物セットは、どうも重いなぁ…(唐揚げでも充分重いが)

それで店員さんに「Aセットのチャーハンをなしにして、麺とからあげとを頼むことは出来ますか」と尋ねてみました。

要するに、麺の単品価格に100円追加でからあげを頼めるか否かという質問のつもりでした。ただ…店員さんは顔を曇らせ、「それは難しいです。Aのお値段のままでチャーハンを抜いて、そこに100円追加でもよければ…」と。

融通、きかないんだ…

(今思えば、蕎麦店などで鍋焼きうどんを天ぷら抜きで注文した場合に、天ぷら分を値引きされることは、まずないので、店員さんの仰るのは正当なのですが)

少し落胆しつつ、結局ダブル炭水化物メニューをチョイスして唐揚げを諦めました。

なんだろう、思っていたのと違うランチになってしまって…、やはり中華は夜に数人で来るべきだなぁと思って、とはいえおいしく食べ終わり、会計にて。

いつも押してもらっているスタンプカードは「1,000円で1個スタンプを押します」とあり、その日のランチは900円だったので出すのをやめて、レジで支払いを済ませると、店員さんが「スタンプカードをお持ちでしたら押しますよ」と…

え、そこは融通を利かせてくれるんだぁ。ほほぉ。

なんだかほのぼのとした気持ちになり、「ランチはないけれど、夜また機会があったら食べに行こう〜」となったのでした。気持ちってのは、ささいなことで上がったり下がったりするもんですね。

 

このあいだ母に、新しい住所を書き込んでおいて、と実家の固定電話の側に常備する「連絡先一覧表」の厚紙を渡された時、シャープペンシルを添えられたので、「おかーさん、これシャーペンよ。太いペン貸して」と言うと「いえ、アナタはそれで書いて。消える方が都合がいいの。だって、またアナタ引っ越すかもしれないし…」と。

ほほぉ。そういうこと…

一覧表の中に自分だけ、シャーペンで新住所を書き込むことの、心もとなさ。

一旦ペンで書かせてくれて、万一わたしがまた引っ越したら上から白いシールか紙を貼るとか、いくらでも対処できるではないか。融通が利かないなぁ。

そう思ったんですが、やはり、ランチセットの件と同様、あとから思うと母の対応は正当でした。

これまでわたしがあまりに引っ越すので、前の連絡先一覧はわたしの欄だけ前住所を横線で削除して下に書き直したり、上から紙を貼り過ぎてわたしの所だけ分厚く、見た目にも汚くなっていたのです。 だから全体を新たに作り直したらしいと。

でも、今までは仕事上や個人的にそれなりの理由があって引っ越すことを繰り返していただけで、決して気まぐれで面倒な引っ越しをしてきたわけじゃないのになぁ。

母が予感している「わたしの次の引っ越し」も、近い将来の介護云々…という的中率のやや高い事情からではあるんですが。

でも大丈夫、とりあえずハンバーグ全種類制覇するまでこの町にいるはず…だって、ひとりでは延々同じものリピートをしてしまう融通の利かないタチなので、達成まではきっと果てしなく時間はかかるに違いないから…

 

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