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hanihostamp penguinblog

のほほん、ペンギンライフ。

住宅街で迷ったら…

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友人が最近、住宅街で迷って泣いたそうです。

その日、あるイベントが「自宅からはそう遠くないけれど、普段利用しない駅の界隈」の住宅街の入り組んだ場所にある公園、で行われたとのことで。

途中でスタッフから急遽、自宅から追加で何か持って来るよう頼まれたものがあったらしく、友人は駅まで向かい、そこから自宅へ戻って荷物を持って再度、公園へ向かったものの…

普段利用していない駅から、さっきまでいた公園への道が思い出せず。最初に行ったときは、集合場所から別のルートを使い、さらに会場へ向かう他の人に着いて行ったため周囲を見ていなかったとか。

駅で聞いたところ、公園の通称(例:コアラ公園)しか知らなかったため、「そんな公園は地図にはない」と言われたそうで。正式名称も分からない、その公園の周囲に目印になるコンビニも特徴ある建物もなかったため、説明も出来ない。あやしい記憶を辿りながら、彼女は歩きに歩いたそうで。しかし、行けども行けども住宅ばかりで…泣きながら帰宅したそうです。

後から「どうして戻って来て下さらなかったんですか」と、荷物を持って来るよう頼んだ人から責められたそうで、「道に迷った」と言っても信じてもらえなかった…と。

まさか、自宅からさほど遠くない場所で迷うとは、誰も思わなかったのでしょう。

どうして会場の誰かに電話しなかったのか、どうして地図を事前に用意しなかったのか、という素朴な疑問をぶつけようもないほどの、落ち込みっぷりでした。

 

住宅街って、立派な豪邸が並ぶようなところほど、表に「SECOM」や「猛犬注意」シールなどが貼ってあってインターフォンも気軽に押せないし、そして、地図を置いているコンビニはもちろん、豆腐店、タバコ屋さん的なものもなく…困ります。

かつて、谷口ジローさんの『散歩もの』に憧れて、住んでいた町の近所(駅とは反対方向へ)を何度か散策したときに、一度、たまたまパン屋さんを見つけた経験から調子に乗って、さらに遠くへ、小さい通りの角をいくつも曲がったりして、「隠れ家的カフェ」や「素敵な雑貨店」に出会えないだろうかとずんずん歩いた結果、果てしない住宅地迷路から出られなくなって焦ったことがあって…後で地図を見たら、そこからずっと先まで歩いても、延々空き地や公園(という名の野原)があるだけで、その先の国道に出るまでが、3駅分くらいの距離だと分かってゾッとしたことがありました。

その教訓から、わたしは住宅街で迷ったら…

①道を進むよりは、戻る方がいい

②人に会ったら迷わず聞く 猫にでも聞けたら聞いてみる

③道に高低がある場合は、低い方より高い方へと進む

④右と左があったら、左の道へ進む

という風に自分では思っているのですが、 この町に引っ越してきたとき、はじめて市役所へ行こうとして、地図にある大通りを歩かずショートカットしようと、家の裏の細い道を進んで、結局迷って、分かれ道で③を選んで、高台というより、ちょっとした山を越えてしまったことがあるので、急勾配になっている道は要注意です。しかし、登山レベルでなければ、視界が開けるので、チャレンジする価値はあるのかもしれません。

わたしが市役所へ向かおうとして坂道で迷ったときは、住宅建築現場の方に道を教えてもらいました。その場で板きれにチョークで地図を書いてくださって、わたしはその場でその人を好きになってしまった(安全帽で顔はあまり見えなかったものの)…くらい有り難いことでした。 

そういえば昨年、西荻窪へ雑貨店めぐりに行ったとき、あらかじめ調べた雑貨店やランチの店や喫茶店の地図を、ざっくり自作して持参したものの、細い通りを省略したため、入り組んだ住宅街にある喫茶店が見つからず、困って、大きめの通りの帽子店で伺ったのですが…

親切に行き方を教えて下さるだけでなく、「ただ…そのお店は、ご婦人のお客さんが多くて、騒々しくて落ち着けないかも」だとか、「そちらのお店の方は、狭くて、タバコを吸う男性の方が多いから少ししんどいかも」という、食べログでは知り得なかった情報までもらえたものでした。

数年前、京都の住宅地を友人と散策中、どこへ向かうか分からぬまま坂道を上っていて、疲れたから喫茶店はないかと進むもバイパスへ出てしまって、戻るのもいやだし、バイパスと交差する通路をすすみ、その先のお墓だとか、うっそうとした山道を散策しながら進んでいたら、最終的に清水寺の、清水の舞台の正面(参道と逆方向)にたどり着いたことがありました。山林を歩いていて、突然絵はがきのような光景に出くわすというのは、ちょっと特別な感慨がありました。その後、観光客にまぎれて、汗だくのまま産寧坂(三年坂)を降りて…「見慣れた下界」にたどり着いたときはぐったりでしたが。

たまに、思いがけない掘り出し物を見つけることもある、迷い道。

スマホを使う方によれば、ナビシステムやGPSは便利だけれど、バッテリーが切れたら一大事のため、すべてを頼り切らないで、自力で目印など情報を頭に入れておくのも肝心なのだとか。

まぁ、スマホに限らず、携帯電話ってそうですね。登録しているからと、相手の番号そのものを自分で覚えず紙に控えてもいなくて、いざ、携帯を忘れたり番号を消したりすると、相手に連絡をとれなくなってしまうので…

便利さは、いざと言う時の無力さとの背中合わせなんだなぁと思ったところで、冒頭の友人について。彼女はもともと方向音痴ではあるけれど、もし、イベントが遠い場所で行われていたら、事前にもっと調べただろうなと。彼女自身、近い場所だからと、どこかで安心していたんだろうなぁと。まぁ、そんななぐさめをしたって、しばらくは落ち込んでいるでしょうが…

迷い道にはいつはまるかわからない。防ぐこともできない。せめて、道に迷った日、後から自分の苦労をねぎらえるように、日頃から万歩計をつけようかなぁ。

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