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hanihostamp penguinblog

のほほん、ペンギンライフ。

好きな「ひらがな」は何ですか。

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ラーメンズ」の小林賢太郎さんの個展、『小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展』が、明日10月5日まで表参道の会場で開催中だという記事を見ました。

展示作品の中に『46ピースのパズル』という、ひらがなを題材にしたものがあり、記者からの「一番好きなひらがなは何ですか?」との問いに、「等しく愛しています」とお答えになった、と紹介されています。

わたしは、ラーメンズの舞台はいくつかDVDで観た程度で、どちらかというと片桐仁さんの方に気をとられて?いたので、小林さんがこのような発言をするひとだとは知らなかったなぁというのと、ひらがなについて、自分なら何が好きだろうなぁと考えてもみました。

 

それで分かったのは、自分はバランスがよくて、最後にクルッと回って行き止まりになる、「は」と「ぬ」と「ほ」が好きだな、ということ。

10年ほど前から、自分の分身のように描いているペンギンの名前を「はにほさん」と名付けたのは「はにほへといろは」から適当につけただけですが、今思えば、好きなひらがなが、二文字も入っていました。

今回、そのイメージカラーも一緒に考えてみたんですが、「は」は、淡い吐息のような感じ。「ぬ」は、ぬりかべのイメージなのか、こんな色。「ほ」は、「は」よりも渋みを増したイメージというか…ほうじ茶色の影響?

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うちの父は、昔から平仮名、漢字ともに大の苦手で(本好きで、読む方は問題ないのです)、電話の横のメモ帳に書きとめてある漢字の「偏」と「つくり」が左右逆になっていたり、「コピーを20枚」というメモの場合、「ユピーお20牧」となったりしているのはおなじみの光景で、それを見つけて「間違っているよ」とわたしや姉が指摘すると、はにかんで「へへっ」と笑い返す、というのが親子のコミュンケーションとなっていたほどです。自営業だったため(?)仕事にも支障がなかったようで、それが幸いしたのか災いしたのか不明ですが…あれから幾年月。

脳梗塞を患ってからリハビリのため、ここ何年も週に二度デイサービスを利用している父。

様々な年齢や症状の方が集まるため、施設側も苦慮されてのことだと思うのですが、理学療法士の方から指導を受ける時間以外は、父に言わせると「幼稚園児のような工作をさせられる」とのことで、実家にはペットボトルで作ったおひなさまだとか、紙粘土で作ったハロウィンのカボチャなど、次々に工作品が増えてゆき、飾るところがなくなって、今わたしの部屋にも、父の作った「カラータイツとボタンとフェルトで作ったうさぎ」があるのですが…そんな、「子どもじみているけれど、皆やるのが決まりなのでしょうがなくやっている」という作品のひとつ、色鉛筆で描いた絵の署名欄を見て、目が点に…

父は俳優の要潤さんの名字と同じ「かなめ」という名前なのですが、デイサービスでの作品の署名欄に、「□□ かなぬ。」と書いてあったのです。

かな…ぬ。

父、ついに自分の名前のひらがなも間違える事態に…そして、「。」って…

といっても、脳梗塞の後遺症とかじゃないんです、たぶん。

署名欄に「名前」または「氏名」とあったら、漢字でフルネームを書けたはずなんですが…

幼稚園児と父が揶揄するのも少し分かるようなと言いますか、支給された画用紙に「なまえ (    )」とあったため、慣れない平仮名で署名した結果の悲劇と言いますか、喜劇?というか…

「ぬ。」の件を昔と同じように指摘したら、にやっと、少し照れたように父は笑ってくれました。

 

うちの実家に、洋食器やガラスの置物などを飾るキャビネットがあって、その中に漫画家の、車だん吉先生のサインが飾ってあるのですが、サインの横に、先生のイラストが添えてあって、それも、かまぼこの板に描いていただいたものなんですが…

わたしはそれが、ずっと欲しくて欲しくてしょうがなくて。

その、車だん吉、の字と絵を見るだけでおかしくなって、気持ちがほのぼのするもので。父の宝物なので、欲しいとは言えないんですが…たぶん、わたしが好きなのは、だん吉の「だん」のひらがな部分なのかもしれません。

で、代わりにといってはアレですが、その、父がデイサービスで描いた絵と、そこに添えられた、「め」が「ぬ。」になった署名を今は、仕事などで疲れたときに眺めるようにしています。今度父に会ったら、一番好きなひらがなは何か、聞いてみます。「ふ」とか言うんじゃないかなぁ…(勝手な予想ですが)

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